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インタビューInterview

長年、不登校のお子さまと関わり、これまで多くの方がREOを卒業されていきました。
不登校になってREOを知り、少しずつ前進されている娘さんの保護者さま(森田さま)に直接お話を伺いました。
娘さんは中学2年生の頃にREO家庭教師コースで入会。現在はREOの通信制サポート校にて大学受験に向けた学習を進めています。

不登校になった頃

Q.いつ頃から不登校になりましたか?

森田さま:中学生の頃です。だんだん授業が難しくなるにつれ、勉強についていくのがつらくなってしまったようです。最初、親の私たちはそのつらさを十分に分かってあげられませんでした。しかし、娘の様子が変わるにつれて、これはただ事ではないと気づきました。次第に学校も行かなくなり、家にこもる毎日を送るようになりました。

Q.学校に行かない時は何をしていましたか?

森田さま:娘はずっと家にいました。家族以外の人に会うことをしなくなり、昼夜逆転の生活を送るようになりました。

不登校になった頃

REOとの出会い、人との出会い

Q.どのようなきっかけでREOと出会ったのでしょうか?

森田さま:元々は別の不登校向けのカウンセリングを受けていました。しばらくそこに相談していましたが、親の気持ちに優しく寄り添ってはいただいたものの、具体的にどのように娘と関われば良いのかアドバイスがなかったので、状況は好転しませんでした。

そんな時、友人にREO代表の阿部さんのことを知っている人がいたので、紹介していただきセミナーへ参加し、その後は個別カウンセリングをお願いしました。阿部さんに個別カウンセリングをしていただいて良かったと思うことは、今の状況に合わせて具体的にアドバイスしてもらえることでした。気持ちの整理も出来ましたし、娘とどう関われば良いのかもわかりました。

親の関わり方を教えていただくことで娘の様子が変わってきたこともあり、親以外の第三者と会うことを目標としてREOのスタッフの北野さんに訪問をお願いすることにしました。北野さんには週1回訪問していただくことになりました。しかし、娘は自室にこもり、会うことはしませんでした。1年以上その状態が続いたと思います。毎回訪問していただいては、娘に声がけして帰るということを繰り返しました。

REOとの出会い、人との出会い REOとの出会い、人との出会い

信頼関係の構築

Q.娘さんはどのように変わっていきましたか?

森田さま:北野さんに通い続けていただいていたのですが、ある日、娘が北野さんと会ってくれました。突然のことでした。ずっと会えない期間が続いていましたが、実は北野さんが帰ったあとの様子が次第に変わっているのは感じていました。いつもドア越しに声をかけてくれていたのですが、初めは拒否をしていたものの段々とドア越しに何かを感じていたように思います。きっと娘は、きっかけを探していたのかもしれません。2人は共通の趣味があり、その話をするようになりました。少しずつ関係性を築いていく様子が嬉しかったです。

しばらくそんな日々が続いていましたが、またある日のこと、娘の方から「勉強を始めたい」と言い出しました。不登校になってからは、勉強どころか活字を読むこともできなかったので驚きました。それからは進学のための勉強をするようになり、北野さんに家庭教師としてしっかりと教えていただいています。

Q.ご両親から見て、スタッフとの関わりはどう見えますか?

森田さま:娘は北野さんに対して絶対的な信頼を寄せていると感じます。娘は外出がほとんどできないので、人と会ったり話をすることはとてもエネルギーを使います。でも北野さんとは、趣味の話から将来の話、つらい時の気持ちなど、様々な話をしています。
北野さんとの相性もとても良かったと感じています。なかなかこんな良いご縁はないです。合う人を見つけることの大事さをとても痛感しております。

信頼関係の構築 信頼関係の構築

この経験を通して得られたこと

Q.娘さんの変化をどう受け止めていますか?

森田さま:1年前だったら考えられなかった状況まで回復していると思います。外出は、親が一緒であれば、少しずつできるようになりました。勉強も、進学に向けて頑張るようになりました。一番つらい時期から考えたら飛躍的に改善したと感じています。

前は子供にこうなってほしい、こういう進路を進んでほしいという願望がありましたが、今は人それぞれ、自分の人生を歩んでくれればいい、と心から思っています。他の子供と比較せず、娘自身を見るようになりました。普通に学校に行っていたら気づかなかった娘の良いところや人間性をたくさん知ることが出来たので、そういう面ではとても良かったと思います。

この経験を通して得られたこと

同じように不登校に悩む方へ

Q.同じような境遇で悩んでいる方へメッセージをお願いします

森田さま:すべてのケースに当てはまるわけではないですが、親に原因があることが多いと思います。学校に行かないのは子供が悪いわけでも、ましてや病気でもありません。簡単に治せる薬や治療があるわけではないです。だからこそ、第三者の目線が大事だと思います。親だけではわからないことばかりだからこそ、第三者の言葉は様々なことを気づかせてくれます。信頼できるカウンセラーを見つけることが第一歩です。私たちもまだまだ道半ばなので、今後も阿部さんやスタッフさんにサポートいただきながら、娘と歩んでいこうと思います。

同じように不登校に悩む方へ

担当スタッフからのコメント

最初に生徒さんと会えないことは想定していたので「いつか会える」とモチベーションが落ちることはなかったです。しかし、コロナによる緊急事態宣言で訪問ができなくなり、オンラインになったときは正直しんどかったです。森田さまのスマホ越しに話しかけたところで、ドア越しに気配を感じることもできなかったですので。

「会えなくても心の距離を少し縮められればOK」
「会いたくないのではなく、会うのが怖いんだ」
「味方なんだと分かってもらうことが目的」

といったアドバイスを何度も頭で繰り返しながら、生徒さんとの接点を持ち続けました。

共通の趣味があったことは、偶然です(笑)。けど阿部さんがよく言う「これも大事な縁」だと思っています。もう私や他のスタッフと会うことは問題ないですし、その後の目標である「勉強すること」も大丈夫になりましたし、高校卒業も大丈夫だと思いますし、今は次の目標である大学受験に向けて着手しています。

こうしてハードルを超えてくれるのは嬉しいです。しかし無理のないよう、原点ともいえる趣味の話も続けていきます。このようなご縁をいただけて、自分自身も成長できて、なおかつ一緒に何かをやったり一緒に喜んだりできることに感謝しています。ありがとうございます。理解あるご両親にも見守っていただけていますし、これからが楽しみです。

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