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インタビューInterview

長年、不登校のお子さまと関わり、これまで多くの方がREOを卒業されていきました。
不登校になってREOを知り、共に時間を過ごすことによって新たな道を進むことを決めたお子さまに直接お話を伺いました。

- 登場人物 -

  • Aさん

    Aさん

    高校3年生。中学1年時より不登校REOのサポートフレンドコース・高校卒業サポートコースを利用し、現在は大学受験に向けて学習中。

  • 阿部 伸一

    阿部 伸一

    REOの代表。カウンセリングを担当。

  • 岩崎 綾

    岩崎 綾

    サポートスタッフ。Aさんが中学3年時より担当

不登校になった頃

Q.いつ頃から不登校になりましたか?

Aさん:中学校1年夏休み明けからです。中学に入った時は、生徒会長をやるぞ!と思うくらいやる気がありました。しかし、春から一緒に学級委員をやることになったクラスメイトは気が強い人で、きついことを言われることが多々ありました。また、別のクラスメイト数人から無視をされたりすることもありました。そういうことが重なったので、先生に相談をしたのですが、真剣には対応してもらえず、状況は改善されませんでした。自分でもどうしたらいいかわからず、当時はとてもしんどかったです。学校に行くことがどんどんつらくなり、学校にも行けなくなってしまいました。

Q.学校に行かない時は何をしていましたか?

Aさん:だいたい家にいました。卓球をやりたくて中学では卓球部に入ったのですが、学校へ行けなくなって部活もできなくなりました。だから家族と遊びで卓球をしたりしていました。

卓球が好きなAさん

[卓球が好きなAさん]

REOとの出会い、人との出会い

Q.どのようなきっかけでREOと出会ったのでしょうか?

阿部:講演に来てくれて、それからお母さまのご相談を受けていました。 『どこに相談をしても子どもの味方をしてくれる人がいない』と話されていましたね。

Aさん:そうですね。お母さんからは、阿部さんに「卓球が好きなら一緒に卓球やりましょう」と言われたからやってみない?と話がありました。当時、自分でも色々な機関に相談して気持ちも疲れていたので、難しい話とかしなくていい卓球ならいいか、と思ったんです。

阿部:渋谷で黙々と卓球をしたね。当時は全然卓球できなかったよね(笑)

Aさん:そうですね。中学では顧問や先輩からはフォームなど教えてもらえず、見ながら学べというスタイルだったので我流に近いフォームでした。阿部さんが思ったより上手いのに驚きました(笑)卓球を続けるうちに色々な人も参加してくれたりして、 『卓球部』を発足させて、部長をさせてもらうことになりました。

阿部:そんな中、岩崎さんに出会ったんだよね。

Aさん:卓球で会わせてもらった岩崎さんと、今度はお花のアレンジメントを体験させてもらいました。そこではお花のアレンジメント体験のブースがあり、岩崎さんに教えていただきました。

岩崎さん:そうでしたね。怖くなかった?(笑)

Aさん:優しいなと思いました。ものすごい褒めてくれるなと思った(笑)作ったものはお母さんにあげて、今も家に飾っています。

[卓球もだいぶ上達しました]

Aさん作ったハーバリウム

[Aさん作ったハーバリウム]

「好きなこと」を深める

Q.その後、どんなことに取り組まれましたか?

岩崎さん:体験イベントの後、正式にお花のレッスンを始めたんだよね。

Aさん:そうですね。今まで踏み入れたことのない世界でした。小さい頃、医者に君は不器用だと言われたことを覚えていて、ずっと不器用だと思ってきたので、とても新鮮でした。

阿部:そのあと、ランニングを始めたね。

Aさん:中3の1月からラン始めましたね。卓球がもっと上手くなるためには足腰を鍛えないといけないという話になった。岩崎さんがランニングもやっていたので、教えてもらうことになりました。
初めは歩き方などを教えてもらったんですが、歩き方を知るだけで変わることを実感できた。そこから始めて、皇居1周半くらい走れるようになりました。
足腰が鍛えられてきたので、その後卓球の試合に申し込んで出場したりしました。卓球を始めた頃に比べてだいぶ成長しているのを実感しました。

体づくりのためのランニング

[体づくりのためのランニング]

生活の変化、こころの変化

Q.最近はどんな活動をしていますか?

Aさん:Aさん:お花を仕入れてアレンジを作り、介護施設に定期的に届ける活動をしています。お茶も入れるの得意なので施設で振舞ったりもしていて、喜んでいただいています。

Q.高校は通信制を選んだそうですが、なぜですか?

Aさん:全日制の高校だと行かなければいけないというプレッシャーがあるし、自分の意思がないと単位も取れない。縛られた環境は嫌だと思いました。なので、通信制でよかったと思います。

Q.今後の進路についてどう考えていますか?

Aさん:大学は行きたいと思っています。できれば教育系の学部に行きたいです。中学の時につらい体験をしたので、自分が先生になって1人でも良い環境を作ってあげたいと思っています。自分と同じ思いはさせたくないです。

施設訪問など様々な活動に挑​​戦

[施設訪問など様々な活動に挑​​戦]

今までのことを振り返って

Q.不登校の人に伝えるとしたらどんなことですか?

Aさん:阿部さんや岩崎さんに出会ったことで、気持ちが180度変わって、生活も変わりました。ご縁は大事です。とても感謝しています。
絶対に希望の光が差し込むから諦めないでほしい。誰にしろ、当然つらいことはあるわけで、乗り越え方は人それぞれだと思います。自分にフィットしたやり方で乗り越えてほしいです。

お母さまへのプレゼント作品

[お母さまへのプレゼント作品]

Aさんのお母様からのコメント

REOの阿部さんに出逢う前は、複数の公共機関や色んな方々に手当たり次第で相談しまくりました。しかしながら、答えはどれも息子を苦しめるものばかりでした。どうしてよいか分からず苦しくて、私が苦しいので息子も苦しめてしまったという印象です。息子のことを分かってあげてるつもりでも全く理解できていなかった。当時のことは今になって息子に謝ったりしてます。

そんな時に講演会で阿部さんに出逢い、ご相談をして、話を何度も聞いていただいたことで少しつづですが気持ちか楽になりました。

学校へ通えない息子が卓球に興味があることを伝えると、カウンセリングよりも一緒に卓球をしましょうと、ご提案して下さいました。本当に感動しました。希望の光が差しました。

はじめは阿部さんと2人で卓球をしていましたが、それからは阿部さんを通じて岩崎さん始め、沢山の方と交流をさせていただけるようになりました。おかげで息子の気持ちもほぐれていったのではと思っています。当初から部屋に引きこもるということはなかったですが、何より、家族と学校以外に繋がるキッカケを作って下さったことにとても感謝しています。

それからも子供との接し方について、随時相談に乗っていただきました、それは心の支えとなりました。まだまだ勉強中ですが、親子関係が一番大切だということを本当の意味で教えていただいたと思っています。

阿部さんを通じて出逢った全ての方々が息子をそのまま暖かく受け入れて下さっていること、それが何より息子の心を癒し力になっていることを強く感じます。皆さんに感謝の気持ちを伝えたいと思っています。本当にありがとうございます。

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