
対象年度:令和8年度(2026年度)
【青森県版】不登校からの高校受験ガイド|令和8年度入試対応


同じような不安を感じている保護者の方は、決して少なくありません。
この記事では、令和8年度(2026年度)青森県立高等学校入学者選抜要項にもとづき、不登校経験のあるお子さんが活用したい制度や、出願前に確認しておきたい手続きを整理してご紹介します。
・青森県の高校受験の仕組み
・不登校・欠席が多い場合に提出できる「自己申告書」
・受検時に配慮が必要な場合の手続
・青森県内の通信制高校という選択肢
・不登校の子を持つ保護者ができる準備
青森県の高校受験の仕組み(令和8年度入試)
青森県の県立高校入試には、「一般選抜」と「特色化選抜」があります。
(2) 選抜は、中学校等の校長から提出される調査書(以下「調査書」という。)、青森県教育委員会が実施する学力検査の成績、各高等学校で行う面接の結果及び各高等学校が定める選抜資料等に基づいて、一般選抜と特色化選抜により行うものとする。
青森県教育委員会|令和8年度 青森県立高等学校入学者選抜要項(PDF)
つまり、青森県の県立高校入試は、学力検査だけでなく、調査書や面接、各高校が定める選抜資料等もあわせて選抜が行われる仕組みです。
不登校・欠席が多い場合に提出できる「自己申告書(様式第7号)」
青森県には、中学校のいずれかの学年の欠席日数がおよそ30日以上ある生徒が、本人の希望により提出できる「自己申告書(様式第7号)」があります。
オ 中学校において、いずれかの学年の欠席日数がおおむね30日以上ある者は、本人の希望により、次の方法により「自己申告書(様式第7号)」を提出することができる。
青森県教育委員会|令和8年度 青森県立高等学校入学者選抜要項(PDF)
自己申告書には、本人が欠席の理由、志望の動機、高校生活への抱負などを記入します。保護者は、必要がある場合に限って補足説明を記入できます。
また、要項では自己申告書の位置づけについて、次のように示されています。
(3) 「自己申告書(様式第7号)」は、出願者を理解するための資料とする。
青森県教育委員会|令和8年度 青森県立高等学校入学者選抜要項(PDF)
POINT: この自己申告書は、不登校生が対象だと明記されているものではありません。要項では、欠席日数の条件に当てはまる者が、本人の希望により提出できる書類という扱いになっています。
「書いた方がいいのか迷う…」という場合は、無理に一人で判断せず、担任の先生や校長先生に相談しながら進めていくと安心です。
受検時に配慮が必要な場合の手続(別室受検などの相談)
青森県の公立高校入試では、受検や入学後の指導にあたって特別な配慮が必要な場合、高校に本人の事情を書面で提出することができます。
(1) 視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、病弱、発達障がい及びその他配慮を必要とする者等で、学力検査の受検及び入学後の指導に当たって、特に配慮する必要のある者については、あらかじめ出願先県立高等学校の校長に直接その事情を連絡し、別に、次の事項を記入した「身体等の状況の記録」を作成し、健康診断書など、「身体等の状況の記録」に記載した内容を証明する書類を添付してできるだけ早い時期に提出すること。
青森県教育委員会|令和8年度 青森県立高等学校入学者選抜要項(PDF)
この制度は、主に障がいや持病のある生徒を対象としたものですが、状況によっては、受検しやすい環境について相談できる可能性もあります。
まずは中学校と相談しながら、出願先高校にも確認してみるとよいでしょう。
不登校からの進学先|青森県内の通信制高校という選択肢
不登校の経験がある場合、全日制だけでなく、通信制高校も進学先の一つとして考えられます。
令和8年度(2026年度)時点では、青森県内の通信制課程を設置する高校は、次の3校があります。
- 青森県立北斗高等学校
- 青森県立八戸中央高等学校
- 青森県立尾上総合高等学校
通信制課程は、毎日登校する形とは異なる学び方を選びやすい一方で、学習の進め方や登校頻度、支援体制は学校によって異なることがあります。そのため、気になる学校がある場合は、募集要項や学校案内を確認したうえで、中学校や各高校に相談してみることが大切です。
POINT: 通信制高校は、不登校生専用の制度ではありませんが、今の状態に合わせて学び方を選べる進路として、検討されるご家庭も増えています。自分に合った学び方を見つけるためにも、早めに情報を集めておくと安心です。
不登校の子を持つ保護者ができる準備
- 中学校に早めに相談する:自己申告書を提出するかどうか、どのように書くかを相談しやすくなります。
- 出願先高校にも確認する:受検時の配慮について相談したい事情がある場合は、学校説明会などで確認しておくと安心です。
- 公式資料を確認する:制度は年度ごとに変わる可能性があるため、最新の要項を見ながら進めるのがおすすめです。

まとめ:不登校からの高校受験も、準備を進めれば大丈夫です
青森県には、高校に欠席の事情を伝えることができる「自己申告書(様式第7号)」や、特別な配慮が必要な場合に提出できる書類があります。
どの制度が使えるか、どのように準備するかは、お子さんの状況によって確認すべき点が変わります。「どうすればいいのか分からない」と感じたときは、一人で抱え込まず、中学校や出願先高校に相談しながら進めていけば大丈夫です。焦らず、できることから一つずつ準備していきましょう。
参考・出典(一次情報)
※ 制度内容は令和8年度(2026年度)の青森県教育委員会公表資料に基づいています。最新情報や個別の取扱いは、必ず中学校および出願先高校にご確認ください。