大人びているから、なじめないのかも
学校になじめない、人間関係づくりが苦手といったタイプの不登校生の場合、実際の年齢よりも大人びている子が多いです。同年齢の子たちと話が合わない、雰囲気が合わない、無邪気に盛り上がる場も「子どもっぽい」と感じてしまうなどして、良くも悪くも壁を作ってしまいます。
こちらがそう思うことで周りの子も「とっつきにくい」と感じて、孤立しがちです。孤立や孤独感の苦痛、あるいは孤立しないように話や行動を周りに合わせるストレスから心が疲れてしまい、不登校という形になることがあります。
そのような状況で、さらに周りに合わせ続けることは、心に不要な傷を負わせてしまいかねません。
大人と関わる機会を増やしてあげましょう
ボクはそのようなタイプの子には、学生や大人たちと積極的に関わってもらうようにしています。
おしゃべりをしたり、勉強をしたり、何でもいいので大人と触れ合う時間を作ります。
同世代が苦手でも、大人を相手にするとリラックスできる子は少なくありません。
周りに合わせることを強いられる中学校よりも、自由で自立を求められる大学の方が合うタイプともいえます。
つまり、もう大人に近いわけですから、どんどん素敵な大人に引き合わせてあげましょう。
リラックスできる場を持てるというだけではなく、飛び級をさせるイメージで挑戦してください。
「ちゃんと周りの子に合わせて うまくやっていきなさい」と伝えたくなってしまいますよね。
中学生だったら、まだ高校3年間もあるし、、小学生だったら、まだ中高6年間もあるし、、
今いる場所でうまくやりなさいと、言いたくなると思います。
ですが人間それぞれ、合う環境があります。
同世代の環境が苦手なら、素敵な大人に引き合わせてあげましょう。
(この記事は、REO代表の阿部の著作『不登校は天才の卵』の内容を改変して作成しています。書籍の詳細はこちら)