「高校に入ったものの行けていない」
「高校に行けなくなった」
そんな場合、合う学校へ転校するのもひとつの選択肢です。
高校の転校について、私たちがよくサポートしている通信制高校への転入についてご紹介します。
そもそも転校とは
転校は手続き上「転学」と呼ばれ、また、引っ越しと同じように「転出」「転入」と言われるのが一般的です。
こちらは、在籍している学校を移ることを指します。
転入・転出は、今高校に在籍している人が行うものです。
一方、高校を中途退学などした人が、改めて違う高校に入る場合は「編入」となります。
こちらは、過去には高校に在籍していたものの今は在籍していない人が行うものです。
今回この記事では、主に「転学」について扱いますが、「編入」でも手続きは大きく変わりません。
転校のやり方
高校を転校するには、転入先・転出先の学校に対して手続きをしていきます。
これから入る学校(転入先)に対して
学校が配布している募集要項に、必要な書類が書いてあるので、そちらを揃えて送ります。
多くの場合、学校ごとに決まった形式のものを配布していますのでそれを記入します。
必要な書類は学校によって異なりますが、私たちがよくサポートしている通信制高校への転入だと、以下のような書類を揃えてもらうことが多いです。
- 入学願書
- 調査書
今在籍している高校に持って行って、記入してもらいます。
履修した科目や成績について表を埋めてもらいます。 - 検定料控え
- 志望理由書
- 入学前同意書
- 転学照会・在学証明書
今在籍している高校に持って行って、記入してもらいます。
今の高校に在学していること、転校したいことの証明になります。 - 住民票
今いる学校(転出先)に対して
上記にあったように、今いる学校に用意してもらう書類がいくつかあります。(例:調査書、転学照会・在学証明書)
転校したい旨を伝え、書類を持っていく・送付するなど、対応が必要です。
注意・確認したいこと
これまで一通りやり方を見てきましたが、何点か注意してほしい点があります。
学校によって違う条件を確認
今までいた学校で取れた単位があるのか、在籍年数はどれくらいになっているのか、確認しておくと安心です。
学校によって条件等が違うので、今いる学校とこれから入る学校のどちらにもよく確認しておきましょう。
詳しくは以下の通りです。
在籍年数
どの高校についても、卒業するには「3年(36ヶ月)在籍すること」が必要です。
基本的には、転校した場合も、在籍したことのある学校の分全て合わせて計算すればOKです。
ただ、学校によっては、「休学していた分は在籍年数に含まれない」など対応が様々です。
そのため、前いた学校での在籍年数はどれくらいになるのか注意しましょう。
単位
今までいた学校で授業や試験をそれなりに受けていたなら、単位を得られているのか確認が必要です。
ただ、単位を得るまでには至っていない(授業は少し出ただけ、試験は受けられていないなど)場合は、途中までやったというのはどうしても持ち越しが難しいです。
途中までの頑張りは、これから入る学校で課題を進めるときに生かしてもらえればと思います。
上記の2つの状況によっては、これまで同じ学年だった人たちと同じタイミングでの卒業は難しい場合もあります。
ずれてしまう年について、恥ずかしさや焦りを感じる人もいるかもしれません。
しかし、大学入学を目指して浪人をする人や、就職してから学校に入り直す人も多くいますので、どうか長い目で見てくださいね。
期限
通信制高校への転入の場合、随時受け付けている学校が多いです。
ただ、毎月1日付けなどと決まっているので、もし転入したい月がある場合は、前月の中旬には願書等の送付が終わっていると良いでしょう。
書類に不足等があって、返送されたり、確認に時間がかかることもあるため、余裕を持っておきましょう。
提出する書類の書式に注意
今の在籍校のもので良い場合や、これから入る学校のものでないといけない場合があります。
事前に確認しておくとスムーズでしょう。
今いる学校・いた学校にもお願いすることがある
やり方のところでも説明した通り、前の学校にも記入をお願いしなければいけない書類があります。
思ったよりも日数がかかるかもしれないので、余裕を持っておきましょう。
手続きから一緒に進められます
手続きは複雑で、慣れないことも多いと思います。
無理に自分だけで進める必要はありませんので、わからない点は学校に問い合わせてみてください。
REOでは手続きから一緒に進めていくこともできますので、お気軽にご相談くださいね。