
不登校からの高校進学ガイド|全日制・定時制・通信制の違いと選び方
「中学校にあまり通えていないけど、高校には行けるのかな」「うちの子に合う学校はあるのかな」――そんな不安を感じている保護者の方は多いのではないでしょうか?

不登校の期間があっても、高校進学は十分に可能です。 高校に進学するために、必須となる出席日数に制限はありません。 この記事では、全日制・定時制・通信制の特徴とともに、「どんな子におすすめか」という視点でわかりやすくまとめました。
全日制高校:学校生活を再スタートしたい子におすすめ

一般的な公立高校では、学力検査に加えて調査書(内申書)を提出しますが、私立高校では、内申書を考慮しない入試制度があるところも増えています。また、公立高校でも、出席だけで合否を決めない制度が整いつつあります。
たとえば東京都では、「自己申告書」や「面接」で努力の過程を伝えられる仕組みがあります。 また、「チャレンジスクール」「エンカレッジスクール」など、不登校経験者の再スタートを支える高校も設置されています。

こんな子におすすめ
- 中学校では不登校だったけれど、高校では少しずつ通いたい
- 学校行事や部活動などにも関心がある
- 将来は大学・専門学校進学も視野に入れたい
全日制を目指す場合は、「出席」よりも「どんな努力をしてきたか」を伝えることが大切です。
不登校経験者の再スタートを支える高校について知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

定時制高校:生活リズムを整えたい・人との関わりを少しずつ戻したい子に
定時制高校は、登校時間を昼・夜などから選べる柔軟な仕組みです。 「朝がつらい」「集団が苦手」と感じるお子さんでも、自分のペースで通える点が大きな魅力です。

こんな子におすすめ
- 朝が苦手・生活リズムを整えたい
- 少人数の落ち着いた環境で学びたい
- 人との関わりをゆっくり取り戻したい
定時制は通学制のため、欠席が続くと単位を落とすこともあります。入学前に「通学の練習」や「生活ペース作り」を始めると安心です。
通信制高校:自分のペースを最優先にしたい子におすすめ
通信制高校は、自宅中心の学習スタイルです。 スクーリング(登校)は月1〜2回で、人との関わりに不安がある子や、自分のペースで学びたい子に合っています。

こんな子におすすめ
- 人との関わりにまだ不安がある
- 自宅中心で落ち着いて学びたい
- 好きなこと(趣味・検定・創作など)と勉強を両立したい
通信制では自己管理が求められるため、課題やスクーリングを計画的に進めることが大切です。REOでは、学習計画の作成・レポート添削・スクーリング対策を継続的に行っています。
REO高等部では、生徒さんに合った高校選びから学習計画・学習管理まで幅広くサポートしております。 REO高等部について、詳しく知りたい方はこちらもご参照ください。
タイプ別に見えてくる「合う高校のかたち」
お子さんのタイプ | おすすめの高校タイプ |
---|---|
少しずつ登校を再開したい | 全日制(チャレンジスクールなど) |
朝が苦手/生活リズムを整えたい | 定時制(昼間部や午後部) |
人との関わりを控えめにしたい | 通信制高校+サポート校 |
趣味や検定を優先したい | 通信制高校(自由登校型) |
実際の進路事例(REOの生徒より)
- 中学3年間ほとんど登校できなかった生徒が通信制高校で学び直し、専門学校へ進学
- 高校に行けなかったけれど、高卒認定を経て大学へ進学
どの生徒も共通していたのは、「自分のペースで進めたこと」が成功の鍵でした。
REOの生徒さんが高校に進学後の体験談については、こちらの記事でご紹介しています。

まとめ:お子さんの“いま”に合うペースで進めば大丈夫
高校進学に「正解」はありません。 大切なのは、お子さんが安心できるペース・環境を選ぶことです。

REOでは、不登校経験があるお子さんが安心して進学できるよう、学習面と心のサポートを行っています。 まずはお気軽にご相談ください。