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高校生の不登校はこれからどうしていけばいいの?どんな選択肢があるの?

 

せっかく高校に入ったのに不登校になってしまったら、心配なのはその後の進路ではないでしょうか。ここでは、高校生の皆さんがこれから先どうしていけばいいのか、どんな選択肢があるのかを紹介していきます。今すぐには行動できなくても、視野を広く持ち、様々な生き方があることを知ることで安心できます。

 

本記事が、学校に行けずに悩んでいる方や、学校に行けないお子さんをお抱えの親御さんの参考になりますと幸いです。

 

 

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今通っている高校を卒業する道

単位は足りるかを確認しよう

高校を中退するのではなく卒業する道を選ぶのであれば、卒業するための単位は足りているかを確認しましょう。もしその年の出席日数が足りているようなら、次の学年に上がれる、もしくは卒業できます。

 

場合によっては、出席日数が足りなくても他の処置を検討してくれる高校もあるので、学校の先生に聞いてみることをおすすめします。

 

留年・休学をする選択

高校卒業は、何も同じ年の皆と合わせる必要はありません。出席日数が足りないと、その学年をやり直すことになりますが、それでも高校は卒業できます。出席日数が足りていれば、たとえ授業に追い付けなくても補習や課題で対応してくれる高校は多いです。

 

また、体調不良などの場合には、1年休学をしてから復帰するという選択肢もあります。大学ではもはや当たり前ですが、同じ学年の生徒は全員同い年でなくてはならないルールはありません。

 

しかし、高校生などの若いうちは特に焦りすぎて、留年や休学を避けてしまう人もいます。高校という組織の暗黙のルールにがんじがらめにされることなく、自分のペースで歩んでいくことを意識しましょう。

 

通信制高校に行く道

体調に合わせて通える

高校は中退したくないけれど、今の高校には行けないと悩んでいるならば、通信制高校や定時制高校を考えてみましょう。通信制高校は、週に何日通うか自分で決めることができたり、年に1度の合宿に参加し、あとはレポートの提出でOKという学校があります。

 

学校によってその仕組みは様々ですが、全日制よりは通いやすいでしょう。また、通信制高校には様々な事情を抱えた人たちがおり、不登校で通信制高校へ来たのは自分だけではないと思える良い面もあります。

 

課題はネットを介して提出

通信制高校は、全日制の学校と比べて通う日数が少ないです。代わりに課題が出されるのですが、これはインターネットで提出する学校が多いため、家にいながら高校の勉強ができます。

 

以前は教科書を渡されて、課題を郵送するという形でしたが、今はeラーニングシステムに移行しています。

 

スクーリングでわからないところを聞ける

通信制高校には、スクーリングといういわゆる登校日があります。月に2回ほど設けているところや、全日制に近い通い方を可能にしているところなど様々です。

 

学校に行くことで、家で解いた問題のわからなかったところを先生に直接聞くことができます。家では自分のペースで課題を解き、疑問点があるところにはマークをつけて、後日まとめて先生に聞くなど自分なりの勉強方法を見つけることができます。

 

高校卒業程度認定試験を受けて進学や就職をする道

大学進学を目指す

大学に行きたいという意思があるなら、高校は卒業していないといけません。しかし、不登校で中退してしまったら可能性が絶たれるわけではありません。

 

高校卒業程度認定試験というものがあり、これに合格することで高校卒業資格が得られます。つまり、学歴は高卒となり、大学へ進学できるようになります。

 

短大へ行って職業に役立つスキルを身につけるも良し、4年生大学へ通って自分の好きなことを追求するも良し。ここから再出発を検討することができます。

 

就職を目指す

現状、学歴社会である日本では中卒だと就職先にかなり制限が出てしまいます。しかし、高校卒業資格があれば高卒になるため、一気にたくさんの選択肢が広がります。

 

たとえ全日制の学校や通信制高校に所属していなかったとしても、ネットで求人情報は見つけられますし、履歴書の書き方や面接での振る舞い方も調べることができます。

 

大学を卒業して就活をする人も、学校からのサポートなしで自分で内定をもらう人は多いですから、高校生でも学校に頼らず自分で好きな職場を見つけることは可能です。

 

しばらく学校から離れる道

留学して世界を見てみる

不登校には様々な理由がありますが、体調が許すなら、自分を変えてみたいと思うなら、留学するという手もあります。もし、不登校になっている理由が日本のシステムにあるなら、世界を見て個性を思い切り出せる場所があることを知りましょう。

 

頭では広い世界が広がっていることを理解していても、実際に体験してみると世界がひっくり返ります。特に日本は和を重んじ、他人と違うことは許されない風潮が強いです。

 

出る杭は打たれることに息苦しさを感じているなら、もっと自由に動ける環境を探しに行くのもアリでしょう。最初は短い期間の留学にして、やりきれたら次はもう少し長いスパンで行くなど無理しない程度で調節をするのがおすすめです。

 

アルバイトをして社会経験を積んでみる

在学している高校が許せば、アルバイトをして社会経験をしてみるのも自分を変えるきっかけになります。アルバイトはできるのに学校には来られないのかと言われたら言い返したいものですが、学校に所属する限りそのルールには従わざるを得ないので、街へ出て働いている人を観察し、自分がその人の立場になったらどう行動するかシミュレーションしてみてください。

 

いずれ働くことになるのなら、その経験はどのような形であれしておいた方が良い方に働きます。自分が興味のある分野があるなら徹底的に調べ上げ、そのために資格が必要ならその勉強をし始めて将来へのモチベーションを上げるのも良いでしょう。

 

不登校から引きこもりになる可能性は低い

高校を不登校になってからの将来の選択肢をたくさん見て来ましたが、おそらく今皆さんはポジティブに考えるよりネガティブに考えてしまっているのではないでしょうか。

 

「このままずっと引きこもりのままになってしまうのでは・・・」、「いつ普通に動けるようになるんだろう」こんな風に考えてしまう時には、以下のデータを思い出すようにしてください。

 

内閣府政策統括官の「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実際調査)報告書」を見てみると、こんなことが書いてあります。

 

”現在の状態になったきっかけを聞いたところ、(中略)仕事や就職に関するきっかけによってひきこもった者が多かった。「不登校(小学校・中学校・高校)」(11.9%)や「大学になじめなかった」(6.8%)は、合計しても 18.7%にとどまっていた。”

 

つまり、小学校と中学校を合わせても、不登校の生徒がひきこもりになる確率は10%ほどなのです。高校だけをピックアップしたらもっと低くなるでしょう。ですから、今の状態に漠然と不安を抱えているならこの情報を安心材料にしてみてください。

 

まとめ

高校生で不登校になったらその先が不安だと思いますが、留年や休学という手もあるわけですし、通信制高校へ通う道もあります。また、中退しても高校卒業資格は取れるので、そこから大学進学や就職を目指す道も選べます。

 

ただでさえまだ経験が浅く若い高校生に視野を広く持てと言うのは酷ですが、これからの選択肢はたくさん用意されており、どれを選んでも良いということは覚えておいてください。

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