【さいたま市】いろどり学園とは?不登校の子も通える学校の特徴を解説


不登校のお子さまをもつご家庭にとって、「安心して通える環境があるか」はとても大きな関心ごとではないでしょうか。
さいたま市では、多様な学び方に対応した新しい学校「学びの多様化学校」として、さいたま市立いろどり学園小学部・中学部の開校が予定されています。
この記事では、さいたま市内で不登校のお子さんの進路や通える学校をお探しの保護者の方へ向けて、いろどり学園の概要と特徴をわかりやすく解説します。
【この記事でわかること】
- さいたま市立いろどり学園の基本情報(開校時期・対象・特徴)
- 不登校の子どもに合っている理由(学び方・通い方の特徴)
- 授業時間や登校時間など、通いやすさの具体的なポイント
- 「未来工房」などの特色あるカリキュラム内容
- 保護者が事前に確認しておきたい注意点(転校・制度の扱い)
学びの多様化学校とは
「学びの多様化学校」は、不登校などの背景をもつ子どもに対して、柔軟な教育課程を提供する学校です。
子どもの状態に合わせて学び方を調整できる点が特徴です。
制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
不登校の子でも安心できるポイント
さいたま市立いろどり学園は、「誰一人取り残されない教育」を掲げ、不登校などの理由でこれまでの学校に通うことが難しかった小学生・中学生に向けて設計された学校です。
単に通いやすい環境を用意するだけでなく、子ども一人ひとりの状態やペースに合わせた学び方ができる点が大きな特徴です。
自分のペースで無理なく通える
朝が不安でも、少しずつ通い始められる設計です。

- 授業時間は一般的な学校の約7割(週20〜23時間程度)で、ゆっくり学び直すことができる
- 興味のある分野は、先の内容まで進めるなど自分のペースで学習できる
- 登校時間は9:00〜9:30、1時間目は9:55開始で朝にゆとりがある
通う場所・方法を選べる
毎日通えなくても、その日の状態に合わせて学び方を選べます。

いろどり学園は、本校に加え、市内6か所にキャンパスが設置される予定です。
- 北キャンパス(日進駅から徒歩8分)
- 堀崎キャンパス(七里駅から徒歩13分)
- あいぱれっとキャンパス(与野駅から徒歩8分)
- 美園キャンパス(浦和美園駅から徒歩5分)
- 岩槻キャンパス(岩槻駅から徒歩2分)
- 岸町キャンパス(本校内に設置。浦和駅から徒歩16分)
また、通学が難しい日は、対面授業を中継するオンライン授業に参加したり、メタバース空間での登校も可能とされています。
その日の体調や気持ちに合わせて学び方を選べるため、「毎日通えないかもしれない」という不安がある場合でも、学習を継続しやすい環境が整えられています。
服装は自由で通いやすい
いろどり学園では制服や指定の鞄はなく、自由な服装で通学できます。
「制服を着るのがつらい」「周りと同じでないといけないのが不安」と感じている場合でも、安心して通い始めやすい環境です。
無理せず「好き」から始められる学び(未来工房)
興味がはっきりしていなくても、無理なく学びに参加できる仕組みがあります。

いろどり学園では、「未来工房」と呼ばれる特色ある時間が設けられています。
- 音楽や図工などを組み合わせた教科横断型の学び
- メンタルヘルス教育
- 探究学習
- 先端技術(ドローン・3Dプリンター等)を活用した活動
など、自分の「好き」や「得意」を伸ばすことができます。
時間割の中では、火曜と木曜に「未来工房」の時間が設けられており、必ず受ける時間と、自分で選んで参加できる時間があります。
「興味があることはまだわからない」「何かやってみたいけど、それほど元気はない」という場合でも、無理のない形で参加できるよう配慮されています。
担任以外にも相談できる専門職が常駐
担任だけでなく、
- 公認心理師
- スクールカウンセラー
- スクールソーシャルワーカー
などの専門職が常駐し、学校生活や進路についての相談に対応します。
転入学前だけでなく、入学後の学校生活における悩みにも対応してもらえます。
対面での面談が難しい場合でも、メタバースやチャットで相談できる体制が整えられています。
面と向かって話すのが苦手な生徒さん、家から出ることが難しい生徒さんでも、相談がしやすいかもしれません。
進路についても、一人ひとりの希望をもとに、教員がお子さまや保護者と相談を重ねながら決定していきます。
無理のない形で進路を考えられるよう支援される体制が整えられています。
「学校」として進路にもつながる
いろどり学園は正式な学校であるため、現在の学校から転校する形で在籍し、この学校で卒業することになります。
公立学校として位置づけられているため、高校受験において不利益になることはないとされています。
保護者が知っておきたい注意点
いろどり学園は魅力的な特徴がある一方で、事前に確認しておきたい点もあります。
転校が前提の学校である
いろどり学園は支援施設ではなく正式な学校のため、前述の通り現在通っている学校から転校する形になります。この学校で卒業を迎えることになるため、在籍の扱いについては事前に確認が必要です。
給食はなく、昼食は持参
給食は実施されておらず、昼食は各自でお弁当などを用意する必要があります。
通学方法を事前に確認する
通学は公共交通機関や徒歩、自転車(中学生以上)で行います。
保護者による送迎も可能です。
通学方法については各家庭で事前に検討しておきましょう。
費用(授業料以外)について
授業料は公立学校のため無料ですが、教材費や校外学習費、通学のための交通費などは自己負担となります。
さいたま市内でも活用できる支援制度については、こちらの記事で詳しく解説しています。
どんな子におすすめ?


いろどり学園は、これまでの学校生活に不安や負担を感じてきた子どもにとって、新しい選択肢となる可能性があります。
特に、次のような気持ちを抱えている場合には、合っているかもしれません。
通学に不安はあるけれど、もう一度チャレンジしたい
「毎日通えるかはわからないけれど、もう一度学校に通ってみたい」という気持ちがある場合、対面とオンラインを組み合わせた環境の中で、無理のない形でスタートすることができます。
自分の「好き」や興味を深めたい
決められた教科学習だけでなく、「未来工房」などの時間を通して、自分の興味・関心に沿った学びに取り組むことができます。
「好きなことをやってみたい」という気持ちを大切にしたい場合に向いています。
通学の負担をできるだけ減らしたい
複数のキャンパスが用意されているほか、オンラインで授業に参加することも可能なため、通学距離や体調に不安がある場合でも、学びを続けやすい環境が整えられています。
面と向かって話すことに不安がある
対面でのやり取りが難しい場合でも、オンラインやチャット、メタバースを活用したコミュニケーションが可能です。人との関わりに不安がある場合でも、少しずつ関係を築いていくことができます。
まとめ
いろどり学園は、従来の学校とは異なる新しい学びの形です。
制度を正しく理解し、お子さまに合っているかを見極めながら、焦らず検討していきましょう。
REOでは、学びの多様化学校の活用に限らず、不登校に関するお悩みについてご相談いただけます。お気軽に下記のお問い合わせフォームや公式LINEよりご連絡ください。
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