夢のスケールは大きくていい!
「宇宙飛行士になりたい!」「サッカー選手になりたい!」「かわいいケーキ屋さんを開きたい!」「漫画家になりたい!」
子どもにはそれぞれ夢があるものです。
子どもたちは天才の卵なのですから、どんなにスケールが大きくても、突拍子のないものでも、なれる可能性を持っています。
それは不登校であろうとなかろうと同じことです。
しかし
「はいはい、頑張って。それより宿題はやったの」
などと言ってしまう人が多いのです。
夢の話を微笑ましく聞きながらも、どこか冷めた目で「夢は、あくまでも夢」という接し方をしていませんか。
「そんな仕事じゃご飯は食べられないわよ」などと、つい子どもの夢を壊す発言をしてしまうと、
天才が持つせっかくの潜在能力の大きさを、親の手で小さくしてしまっているのです。
ましてや不登校の子に対して
「それよりまずは学校へ行ってから」「学校も行かないのに何を言っているの」
などと「夢」と「不登校」を結びつけたことを言ってはいけません。
「学校へ 行く」ことの延長にしか夢がないとしたら、エジソンや坂本龍馬はどうなっていたことでしょう。
いま語られているのは「学校に行く」というスケールの小さな話ではないのです。
不登校の子でも夢は持つもの、いや、不登校だからこそ、天才の卵として親の考えられないルートで
夢を叶えられる可能性を秘めています。
夢を叶えるために、いまできることを一緒に考えよう
子どもが夢を話してくれたときには、叶える方法を一緒に考えてみましょう。
宇宙飛行士は英語が必要とわかれば、学校へ行けなくてもラジオの英語講座でも教えてあげてください。
パティシエやシェフになりたいならば、キッチンへ立つ機会を増やしてあげましょう。
そうすることによって、夢に向かう楽しさや、勉強をすること、努力をすることの意味を子どもなりに知るはずです。
そして、途中で夢が変わったとしても、その経験は必ず糧になります。
大人になるにあたって、そうした糧を得ている方がプラスであることは明らかです。
(この記事は、REO代表の阿部の著作『不登校は天才の卵』の内容を改変して作成しています。書籍の詳細はこちら)