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学習面・進路面で

全日制?通信制?不登校生にとっての各種高校の長所・短所

中学まで不登校だった生徒さんが高校を選ぶとき、何をどう選べばいいか不安があるのではないでしょうか。

「高校からは頑張りたい!」

と前向きな気持ちがある方もいれば、

「高校なんて進めるのかな…」

と先行きが見えない状況の方もいることでしょう。

 

高校は、中学までと変わって様々な選択肢から選ぶことになります。

種類だけでも「全日制」「定時制」「通信制」と3つあります。

まずこの“種類”をどう選べばいいか、不登校生向けに整理してみました。

 

★各高校の種類の説明については、こちらの記事もご覧ください。 

→「外出最低限で卒業できる!不登校生が生かすべき通信制高校の仕組み

選ぶ基準:最初から3年間、週5で通学できるか

先ほどあげた通り高校には3種類あるわけですが、大きく分けるのであれば、「毎日通学するのが必須か」という点で「全日制と定時制」と「通信制」に分けられます。

YES:全日制・定時制

全日制と定時制は、毎日の授業に出席することで単位取得につながります。

卒業するには、ある程度休まずに通わなければなりません。

できれば1年生のときからコンスタントに通学しなければ、3年間での卒業は難しくなってしまいます。

「できるだけ通いやすい場所にある高校を選ぶ」「近い高校の中から合いそうな高校を選ぶ」など考えておくと良いでしょう。

NO:通信制

一方通信制は、通学は必須ではなく、一番少ない場合は年に数日のスクーリング・試験で済みます。

課題を進めるペースは、締切はありますが融通が利きます。

通信制の中でも、「通学コース」を設けている高校は多いです。

「通学はしたいけど、週5は無理」「もしかしたら通えなくなるかも」と不安があるなら通信制高校にしておく、というのも選択肢の一つです。

ただ、以下のメリット・デメリットもご確認くださいね。

 

よって、週5回の通学が3年間にわたってできそうかどうか、でまず検討してみるのが良いのではないでしょうか。

 

 

それでは次に、各種高校のメリットとデメリットも整理しておきましょう。

※下記は大まかな概要なので、どの種類の学校についても「学校による」「自治体による」という面が大きいのでご理解ください。

全日制高校:高校からは頑張れる!頑張りたい!と思うならあり

メリット

◎毎日通学したいならぴったり

「学校には通える」「朝も大丈夫」と思うなら、全日制はぴったりです。

移動などが苦ではないなら向いているかもしれません。

 

◎友達が作りやすい、部活なども充実しているかも

授業をはじめ、クラスでの行動が多いのが全日制高校。

同級生と仲良くなりやすいかもしれません。

また、学校によっては部活も充実しているでしょう。

放課後の時間もしっかりあるので、全日制のほうが部活の選択肢が多いかもしれません。

 

◎手厚いフォローもあるかも

全日制高校だと、クラス単位の活動が多かったり、担任がしっかりいるため、高校側から留年などしないように事前に配慮してくれることもよくあります。

「休みすぎると声をかけてくれる」「課題さえ出せば進級させる」などの対応がある場合もあります。

 

では次にデメリットを見てみましょう。

デメリット

△朝早い

全日制高校の授業が始まる時間は、基本的に朝です。

朝の早起きやラッシュ時の移動など、つらいと感じる人は多いでしょう。

朝が苦手だというだけで、授業に出席できないのはもったいないかもしれません。

 

△元不登校に理解があるか未知数

中学までに不登校を経験して、まだ元気になりきっていない人に対して、全日制高校がどれほど理解し柔軟に対応してくれるかは未知数なところがあります。

そもそも多くの高校が、入試の段階で中学の内申点や出席状況を確認していることが多く、どうしても不登校生には不利に感じられるところもあります。

(ただ、内申などを見ない入試もありますし、自治体によっても大きな変化がありますので、全日制高校に行きたい人も安心してください。)

何かあっても柔軟に対応してほしいなら、入学前に相談したりしておく必要があります。

 

△授業を休みすぎると単位が取れない

先ほども紹介した通り、全日制と定時制は授業の出席が単位認定に直結します。

家などで自習して科目の学習内容が理解できていたとしても、単位取得にはつながりません。

 

定時制高校:高校からは頑張るけど、朝や長時間授業はつらいという場合はあり

メリット

◎昼や夜から授業が受けられる

定時制の一番のメリットは、授業開始時間が遅いコースがあることです。

朝は起きれない人や、朝のラッシュ時の移動を避けたい人にはおすすめです。

逆に、「朝にさくっと終わらせたい」「午後のほうがつらい」というような場合でも、午前中のコースを選択すれば希望が叶います。

 

◎4年かけての卒業もしやすい

定時制高校では元々、卒業のためにかける年数として「4年間」が想定されていました。

(昼のみ・夜のみなど限られた時間帯で授業を受けるため、授業時間が3年間では足りなかったためです。)

現在は3年間で卒業できる仕組みがありますが、4年かけて卒業を目指す子は今でも十分います。

3年間のカリキュラムでは無理かもしれない、というときは、4年間での卒業も検討してみてください。

 

◎1日の授業時間が短くて済むかも

上で紹介したように、定時制高校の授業の時間帯は、全日制より短く設定されています。

卒業したい時期と合わせて考える必要はありますが、「全日制では学校にいなきゃいけない時間が長すぎる」と思う人にはおすすめです。

 

では次にデメリットを見てみましょう。

デメリット

△毎日通学は必要

全日制と同じく、定時制も授業出席が単位取得には必要です。

 

△3年間で卒業したい場合、1日の授業時間は長め

1日の授業時間は、3年間で卒業したい場合はそれなりに長いです。

「学校にいることの負担」は、全日制とそれほど変わらないかもしれません。

 

通信制高校:外出が難しい、学校の校舎や集団授業が嫌などの場合向いている

メリット

◎毎日通学しなくていい

3種類ある高校のうち、通信制だけが、「毎日通学しなくても卒業できる」高校です。

学校やコースによって、「週5通学」から「ほぼなし」までで選べます。

外出が難しい場合は向いています。

 

◎学校の校舎にあまり行かなくて済むかも

学校の校舎に行くこと自体が難しい場合、雑居ビルのようなところに通う高校・サポート校を選んだり、オンラインで必要なことをほとんど完結させたりすることで、中学までに見てきた「校舎らしい校舎」には行かなくて済みます。

スクーリングも、大学や専門学校などを借りて行う場合があります。

そういったタイプの高校を選べば尚更、校舎自体が嫌でも高校の単位が取りやすくなります。

 

◎集団授業を受ける時間が短くて済む

オンライン授業で授業受講が完結するコースの場合、普段は集団授業を受けることはありません。

スクーリング時のみ対面授業があり、多くの場合集団授業になりますが、全日制・定時制と比べると時間はとても少ないです。

 

◎日時に融通が利く

毎日通学する高校だと、授業がある期間は、ある程度の時間は学校で過ごすことになります。

一方通信制高校は、レポートの最終締切を守っていれば、普段の日々をどう過ごしても自由。

しばらく学習はお休みしたり、他のことに時間を割いても大丈夫です。

 

デメリット

△みんなが想像する高校生活とは違うかも

学校によって、特にオンライン授業が主体の場合は、入学式や卒業式も縁遠い、制服を着る機会がない、先生と気軽に話せないなど、多くの人が想像する高校生活ではないかもしれません。

 

△友達がほしくても難しい

通信制高校のスクーリングは頻度が高くないため、同級生と密に過ごすような時間はあまりないかもしれません。

ただ、友達を作らなくてもやっていけるとも言えます。

また、高校以外で所属する場所(サポート校や習い事、アルバイト先など)があればそちらで人間関係ができれば良いですね。

 

△一人で課題のスケジュール管理をするのは難しい

一人でレポートの進捗を管理したり、計画通り進めるのは、どんな高校生にとっても難しいことです。

また、レポートなどについてどれくらいフォローしてくれるかは学校やコースによります。

レポートが進んでいなくても放置されてしまったり、進路に関する情報が不足してしまう可能性も十分あります。

このデメリットを埋めるために、サポート校に所属するのもありです。

(詳しくはこちら:「通信制高校のサポート校とは?不登校生にとってのメリットを解説」)

 

△スクーリングの負担が大きい

普段から通学する必要がない分、まとまった日時で授業を受ける「スクーリング」に参加することが必要です。

学校によって開催方法は様々です。

オンラインコースなどの場合、日帰りで行う高校もありますが、多くの高校が宿泊で行っています。

普段の通学がない場合は周囲に知らない生徒さんばかりになり、初対面の生徒さんと同じ部屋で授業を受けたり、食事や睡眠をとることになります。

自宅から遠方になる場合も多いので、緊張や不安があって当然です。大きな負担になるでしょう。

 

まとめ:通いやすい学校を選ぼう

自分の体調や状況に合った学校を選ぶのは全く悪いことではありません。自分が通いやすい学校を選んでみてくださいね。

 

また、一旦頑張ってみて合わなかったら、他の高校へ転学するのもありです。

「こういうところが合わない」「やっぱりこういうところがいい」とわかるのは、納得感や自己理解にもつながりますので悪いことではありません。

 

選択肢は沢山あります。ぜひ考えてみてください。

 

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