高卒認定試験では、数学は必須科目となっていますが、特に数学は苦手だと感じる方も多いのではないでしょうか?
特に不登校生は学習から遠ざかっている方も多く、実際に中学数学も自信がないという方が多くいらっしゃいます。
詳しくは後述しますが、高卒認定試験の数学は計算量が少ないものが多く、数学が苦手でも合格を目指すことは十分可能です。
実際にREOでは中学数学の復習から始めて、高卒認定試験の数学に合格した方も沢山いらっしゃいます。
本記事では、高卒認定試験の数学について、出題範囲や学習のポイントについて詳しく解説していきます。
1. 試験の概要と出題範囲
高卒認定試験の数学の出題範囲は、高校の「数学Ⅰ」の範囲とされています。
難易度は、中学数学~高校1年生レベルとなっており、高校入試や大学共通テストよりも易しめとなっています。
目安として半分以上点数を取れれば、合格が見込めるので苦手な範囲があっても合格を目指すことができます。
参考:文部科学省HP 高等学校卒業程度認定試験における試験科目、合格要件、出題範囲の変更等について(令和6年1月31日更新)
試験概要 | |
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試験日時 | 第1回 :8月7日(木) 第2回:11月8日(土) |
問題数 | 20問程度 |
問題形式 | マークシート方式(記述問題はなし) |
合格点の目安 | 40点程度 |
出題範囲(令和5年度出題範囲) | |
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数と式 | 展開・因数分解、平方根の計算など |
方程式・不等式 | 1次方程式、2次方程式、連立方程式、不等式 |
2次関数 | 2次関数のグラフ、2次方程式・不等式との関係 |
図形と計量 | 三角比、三角比の応用 |
統計 | データの分析、箱ひげ図やヒストグラムの読み取り |
2. タイプ別の勉強方法
・中学数学が不安な方
まずは計算問題を中心に、基礎的な教材を使って中学数学の範囲の復習から始めましょう。
中学数学ができると、高校数学の教材も理解できるようになってきます。
・中学範囲までは出来るが、高校数学は分からない方
中学数学の復習をしながら、基礎的な教材を使って高校数学の学習を進めましょう。
高卒認定試験に特化した教材を活用すると、効率よく学習することができます。
・高校数学をやったことのある方
過去問に取り組んで、まずは苦手な範囲を把握しましょう。
高校数学の基礎的な教材を使って、苦手な範囲を集中して対策すると効果的です。
3. おすすめの勉強方法
・過去問を活用する
文部科学省のHPで、直近5年分(10回分)の過去問と解答が公開されています。
似たような問題が出題されることが多いので、過去問をしっかり解くことで合格の可能性を高めることができます。
高等学校卒業程度認定試験問題(高卒認定試験) 解答・過去問題
・問題集やワークを活用する
HPの過去問には解説が載っていないので、必要な方は本屋さんなどで売っている過去問題集を購入して活用するとよいでしょう。
また、過去問題が難しいと感じる方は、基本事項をまとめたワークから始めるのがおすすめです。
高卒認定試験・過去問題集
高卒認定試験対策ワークブック
4.高卒認定試験 数学の試験免除要件
高卒認定試験では数学の受験は必須となっていますが、数学の受験が免除できる場合があります。
下記要件に該当する方は、数学の試験を受けずに高卒認定資格を目指すことができます。
受験申し込みの前に自分が該当していないか確認してみましょう。
・高校で「数学Ⅰ」の単位を取得している
・数学技能検定2級、準1級、1級のいずれかを取得している
5. まとめ
人によって必要な勉強は異なり、その人に合った学習スタイルも異なります。
REOでは高卒認定試験対策について、自分に合った教材選びや勉強法までしっかりサポートします。
気になる方は下記LINEよりお気軽にご相談ください。