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ホーム不登校お役立ち情報「不登校特例校」が「学びの多様化学校」へ:新名称に込められた想い

不登校支援制度学習面・進路面で

「不登校特例校」が「学びの多様化学校」へ:新名称に込められた想い

名称変更の背景と目的

2023年8月31日、文部科学省は「不登校特例校」の名称を「学びの多様化学校」へと変更しました。
この名称変更は、「誰一人取り残されない学びの保障」を掲げる不登校対策の一環として行われたもので、文部科学省が推進する「COCOLOプラン(共感・つながり・協働による不登校対策)」の柱の一つでもあります。
文科省:第2回「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策推進本部」
文科省:誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)について

この変更により、不登校の子どもたちが自分らしく学べる環境づくりをより一層進めるとともに、学校や社会全体で多様な学びを認め合う風土の醸成が期待されています。

 新名称「学びの多様化学校」に込められた意味

「学びの多様化学校」という名称には、「一人一人の子供が自分のペースややり方を大切にされながら、学びを続けていける学校であること」という願いが込められています。

この名称は、現場の児童生徒や教職員からの意見を基に選ばれたもので、従来の「不登校特例校」という表現から感じられるネガティブな印象を払拭し、より前向きなイメージを持たせる狙いがあります。

 名称変更による影響

今回の名称変更は、学校の制度や支援内容が大きく変わることを意味するものではありません。現在通っている子どもやその保護者の方々にとって、学習支援の仕組みや学校生活のサポート体制が急に変化することはなく、安心して通い続けられる環境が維持されます。

一方で、新しい名称には「多様な学びを保障する場」としての価値が込められており、これまで以上に多くの子どもたちが自分のスタイルで学べることへの希望が広がります。保護者にとっても、こうした前向きな言葉が安心材料となり、子どもの可能性を信じて支える一助になることが期待されます。

学びの多様化学校の設置状況

文部科学省の発表によると、2025年4月時点で「学びの多様化学校」は全国23都道府県に58校設置されています。

<学校種類別>
 小学校:7校
中学校:35校
小中一貫校:5校
高等学校:11校

<設置形態別>

本校型:22校
分校型:5校
分教室型:22校
高校のコース指定型:9校

<都道府県別>

【令和6年度までに設置】
北海道 / 宮城県 / 東京都 / 神奈川県 / 岐阜県 / 愛知県 / 奈良県 / 京都府 / 奈良県 / 大阪府 / 兵庫県 / 岡山県 / 香川県 / 福岡県 / 佐賀県 / 宮崎県 / 鹿児島県

【令和7年度より設置予定】
山形県 / 福島県 / 茨城県 / 千葉県 / 三重県 / 沖縄県

文科省:学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧

 今後の展望:全国への展開と支援体制の強化

文部科学省は今後、全国で300校の「学びの多様化学校」設置を目指しており、不登校の子どもたちが自宅や他の学びの場でも学び続けられるよう支援が進められています。

多様な学びの場としての「学びの多様化学校」

「学びの多様化学校」は、単なる名称の変更にとどまらず、不登校の子どもたち一人ひとりが自分らしく学び、自信を持って未来に進むための拠点となることを目指しています。

不登校でも、子どもが安心して学べる場を作る動きは文科省を中心に広がっています。悩んだときには、教育委員会や専門機関の相談窓口などを活用しながら、お子さんに合った学びの形を一緒に探していきましょう。

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