現在、不登校の中学生の方やその保護者の方の中には、
「このまま中学校に行かないと高校に進学できないかも」
「高校からやり直したくても無理かもしれない」と不安になっている方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめな進学先の1つが、東京都の「チャレンジスクール」です。
チャレンジスクールとは、不登校で中学校の出席日数が少なかった生徒も、安心して学び直しができる環境が整っている、新しいタイプの都立高校です。
この記事では、チャレンジスクールの特徴や入学試験、どんな生徒が通っているかについて解説していきます。
チャレンジスクールとは?
チャレンジスクールは、東京都教育委員会が設置する新しいタイプの都立高校です。チャレンジスクールは、中学校で十分に力を発揮できなかったり、学校生活に困難を感じたりした生徒を対象としています。もちろん、不登校経験のある生徒も多く在籍しています。
チャレンジスクールでは、以下のような特色ある教育が行われています。
- 少人数制授業(1クラス20人程度)で丁寧なサポート
- 基礎・基本から学び直せるカリキュラム
- 生活リズムの安定や自己肯定感を育てる支援
- 面接や作文を重視した入試(内申点よりも人物重視)
チャレンジスクールでは、「学校に通えなかったこと」ではなく、「これからどう学びたいか」を大切にしてくれます。
参考:東京都チャレンジスクール
不登校でも入試で不利にならない?
学力に不安があっても大丈夫
チャレンジスクールの入試は、「作文」や「面接」が中心です。
作文や面接を通して、「これからどう頑張りたいか」「自分の思いをどう表現できるか」が重視されます。
英語や数学などの学力試験はありませんので、中学範囲の勉強が間に合わなくても全く問題ありません。
調査書は不要
一般的には、公立高校の入学試験には「調査書」と呼ばれる中学校での出席日数や科目ごとの成績の提出が求められることが多いですが、チャレンジスクールではそもそも調査書の提出が不要とされています。
出席日数が少なくても、定期テストが受験できていなくても、受験上不利になることはありませんのでご安心ください。
チャレンジスクールの一覧
東京都内には、以下のようなチャレンジスクールがあります。
それぞれに特色があり、学校見学や説明会では、在校生の声を聞いたり、実際の雰囲気を感じたりすることができます。
最後に
チャレンジスクールは、「もう一度やり直したい」「自分らしく学びたい」と願う生徒たちのための学校です。実際に多くの卒業生が、大学や専門学校、就職など様々な進路を歩んでいます。
実際に通った生徒の様子を知りたい方は以下のリンクも参考にしてみてください。
「うちの子に合う学校なんてあるのかな……」と不安を感じている方も、進路の選択肢の1つとして検討してみてください。