


子どもにきつい言葉を言ってしまったあと、「少し言い過ぎたかもしれない」と気になることはありませんか。
謝りたい気持ちはあっても、どう伝えればよいのか迷うこともあると思います。
子どもに謝るときは、反応を求めすぎない
勇気を出して謝っても、子どもがすぐに返事をしてくれるとは限りません。
無言のままだったり、スマホを見続けていたりすることもあります。
でも、反応がないからといって、聞いていないとは限りません。
思春期の子や心が疲れている子は、謝られた言葉を受け止めるまでに、少し時間が必要なことがあります。
謝ったあとに反応がないと、「ちゃんと届いているのかな」と不安になることもあります。
ただ、その不安から返事を求める声かけが続くと、子どもには少し負担になることがあります。
「ちゃんと聞いてるの?」
「許してくれる?」
「何か言ってよ」

子どもとの会話が少なくなっているときの関わり方は、こちらの記事でも詳しくまとめています。
「ごめんね」のあとに、理由を重ねすぎない
謝るときに気をつけたいのが、「ごめんね」のあとに続く言葉です。
謝る場面では、「どうしてそう言ってしまったのか」まで伝えたくなることがあります。
ただ、次のように「でも」「けど」が続くと、親としては説明のつもりでも、子どもには責められているように聞こえてしまうことがあります。
「ごめんね。でも、あなたにも原因があるんだよ」
「言い過ぎたのは悪かったけど、こっちだって心配しているんだから」
親としては、状況や気持ちを説明したいだけの場合もあります。
けれど、謝る場面では、その説明が子どもにとって「余計な一言」のように聞こえてしまうことがあります。
その結果、子どもは「謝られているのか、また怒られているのか」がわからなくなってしまうことがあります。

謝るときは、理由まで説明しようとせず、まずは「言い方がきつかったこと」だけを短く伝えるのがおすすめです。
伝え方の例
昨日の言い方はきつかったと思う。ごめんね。
それを伝えたかったです。
親の関わり方が子どもにとって負担になっていないか見直したい場合は、こちらの記事も参考になります。
無理に謝らず、自分の中で納得してから伝える
「謝らなければ」と思っていても、自分の中でまだ納得できていないこともあります。
そのまま形だけで謝ると、言葉が不自然になったり、あとから余計な一言を足してしまったりすることがあります。
子どもは、大人の言葉の温度感をよく見ています。
だからこそ、無理にその場で謝るより、少し気持ちを整理してから伝えることも大切です。
謝るのは「親自身」ではなく、その時の言動
謝るというのは、親自身のすべてを否定することではありません。
大切なのは、「あの時の言い方がきつかった」「必要以上に責めてしまった」など、謝る対象を具体的にすることです。
何について謝るのかがはっきりすると、親自身も必要以上に自分を責めずに済みます。子どもに対しても、理由を重ねすぎず、落ち着いて伝えやすくなります。
言葉にするときは、長く説明しようとしなくても大丈夫です。
たとえば、次のように「何がよくなかったのか」と「謝りたい気持ち」を分けて伝えると、長く説明しなくても伝わりやすくなります。
伝え方の例
昨日のこと、少し気になっていました。
心配だったとはいえ、あの言い方はよくなかったと思います。ごめんね。
もし一人で気持ちの整理が難しいときは、夫婦で話したり、第三者に相談したりしてからでも大丈夫です。
親自身のつらさが大きいときは、こちらの記事も参考になります。
まとめ:謝ったあとも、すぐに元通りを目指さなくて大丈夫
謝ったあと、少し気まずさが残ることがあります。
子どもがすぐにいつも通り話してくれなくても、それは自然なことです。子どもにも、受け止めるための時間が必要な場合があります。
子供を傷つけてしまったと感じたときに大切なのは、完璧な謝り方をすることではありません。
反応を求めすぎず、余計な言葉を足さず、自分の中で納得した言葉で短く伝えること。
その積み重ねが、親子関係を少しずつ整えるきっかけになります。

子どもとの距離感に悩むときは、こちらの記事もあわせてご覧ください。
ご家庭だけで抱え込むと、親自身の苦しさが大きくなってしまうこともあります。
REOでは、不登校のお子さまを持つ保護者の方からのご相談を受け付けています。今の状況を一緒に整理しながら、お子さまに合った関わり方を考えていきましょう。
