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学習面・進路面で

不登校からの高校進学Q&A|中学3年生の保護者様へ

不登校からの高校進学よくある質問

不登校から高校進学を考える時は、出席日数、調査書、学力、通信制高校、高卒認定など、確認しておきたい内容や知っておきたい仕組みなどが一気に増えます。インターネットで調べても、地域や学校によって説明が違い、かえって不安が大きくなることもあります。

ここでは、中学3年生の保護者様からよく寄せられる質問をまとめました。制度には地域差・学校差があるため、最終的にはお住まいの都道府県や所属する中学校への個別確認が必要ですが、まず全体像をつかむためにご活用ください。

この記事で整理できること

  • 欠席日数・内申・調査書に関する基本的な考え方
  • 全日制・定時制・通信制高校の入試と学び方
  • 通信制高校とサポート校、REO高等部の違い
  • 高卒認定、学費、相談時期について
  • 本人が動けない場合に保護者様ができること

不登校からの高校進学Q&A

Q1.欠席日数が多くても、高校へ進学できますか?

はい。欠席日数が多くても、高校進学の選択肢はあります。ただし、どの高校・入試方式でも同じ条件というわけではありません。公立・私立、推薦・一般、地域ごとに、調査書、学力検査、面接、作文などの扱いが異なります。

文部科学省は、不登校経験のある生徒について、出席状況だけを理由に出願を制限するなどの不利益な扱いをしないよう求めています。一方で、実際の選抜基準は各教育委員会や学校が定めます。志望校が決まる前でも、中学校の進路担当に「欠席日数は調査書にどう記載されるか」「自己申告書や配慮制度があるか」あるいは「不登校でも行きたい高校へ進学ができるか」を確認しておきましょう。

Q2.内申が低い、または評価がついていない教科があります。もう全日制は難しいでしょうか?

内申が不利になる入試方式はありますが、それだけで全日制高校の可能性がなくなるとは限りません。学力検査や面接の比重が高い入試、自己申告書を使える制度、調査書の扱いに配慮がある学校などもあります。

また、一定の要件のもとで、欠席中に自宅や学校外で取り組んだ学習成果を、学校の判断により成績評価へ反映できる制度があります。自動的に評価されるものではないため、どの学習を誰が確認し、学校とどう連携するかを早めに相談することが大切です。

Q3.不登校でも高校受験の勉強は間に合いますか?

「中学3年間を最初から全部やり直す」と考えると重くなりますが、入試で必要な教科・単元・形式を確認し、優先順位をつければ、今からできることは十分にあります。

まず、志望校の選抜が学力検査中心なのか、面接・作文中心なのか、調査書との比重はどうかを確認します。そのうえで、国語の読解、数学の基礎計算、英語の基本語彙など、得点や入学後の学習につながりやすい部分から始めます。受験対策と聞くと「あれもこれもやらなければ」と、焦ったり不安になる気持ちが大きくなりがちですが、「できるところからの積み重ね」や「学習内容を絞る」「学習のやり方を身につける」といった取り組みは、受験対策だけではなく心の回復にも繋がりやすくなります。お子さんの状態によっては、受験対策より先に、短時間であっても学習に触れる機会を持つことを優先してあげるだけでも大きな前進です。

Q4.通信制高校は、毎日学校へ行かなくても卒業できますか?

通信制高校は、毎日登校する全日制とは異なり、レポート、スクーリング、試験などを通して単位を修得します。ただし、「一度も登校しなくてよい」「自宅で動画を見るだけで卒業できる」とは限りません。昨今の通信制高校は形態が多岐に渡っていますので、登校頻度や登校についての仕組み・考え方も大きく異なります。

スクーリングの場所・回数・形式、レポートの提出方法、試験日など、それぞれの通信制高校によって様々です。スクーリングには、宿泊型の学校もあれば、日帰りで複数回参加する学校もあります。普段から通学コースを設けている学校、普段はオンラインで完結する学校、また登校したらクラスでの集団授業に参加する学校もあれば、少人数や個別対応の学校や、自習がメインの学校もあります。まずは、それぞれの通信制高校の仕組みや学習スタイルを知って、本人が続けられそうな内容かどうかを確認してみましょう。

Q5.通信制高校は簡単に卒業できますか?

入学しやすいことと、卒業がしやすいことは別です。通信制高校の退学率は、全日制高校よりも高く、また通信制高校では1年目で続かないケースも多いです。通信制高校では、自宅学習の比重が大きく、期限までにレポートを提出し、スクーリングと試験を終え、必要な単位を積み上げる必要があるため、決して「簡単に卒業できる」とは言い切れません。

自分で予定を管理することが苦手、分からない時に質問できない、生活リズムが不安定という場合は、それぞれの通信制高校のサポート内容や、別の個別サポートを組み合わせる必要があるか確認しましょう。

Q6.通信制高校とサポート校は何が違いますか?

通信制高校は、高校の教育課程を実施し、単位を認定し、卒業資格を出す「学校」です。サポート校は、通信制高校に在籍する生徒の学習、レポート、生活、進路などを補う場であり、通常はサポート校だけで高校卒業資格を取得することはできません。

学校説明を聞く際は、「卒業証書を出す高校はどこか」「サポート校は具体的に何をするのか」「高校とサポート校の費用はいくらずつか」を分けて確認してください。

Q7.通信制高校とREO高等部はどう違いますか?

REO高等部は通信制高校そのものではなく、連携する通信制高校に在籍しながら、REOの完全個別の学習・進路・保護者様へのサポートを組み合わせる通信制サポート校です。

一律のカリキュラムで一斉に進めるのではなく、お子さんの状態や目標に合わせて関わりながら、レポート学習、基礎の学び直し、大学・専門学校等への進路対策、そして気持ちの回復を、日々のサポートで個別に組み立てます。

Q8.高卒認定に合格すれば、高校卒業になりますか?

なりません。高等学校卒業程度認定試験は、高校卒業者と同等以上の学力があることを認定し、大学・短大・専門学校等の受験資格につなげる制度です。合格しても、最終学歴が「高校卒業」になるわけではありません。

高卒認定は有力な選択肢ですが、本人のタイプや高卒認定取得後の進路希望などによって、合う・合わないがあります。全日制高校、通信制高校などとは、また違った学習内容やスタイルになりますので、「学校に通えないから高卒認定」と簡単に決めずに、まずは仕組みを知るようにしましょう。

Q9.高卒認定は何歳から受けられますか?

原則として、受験年度内に16歳以上になる方で、大学入学資格を持っていない方が受験できます。高校在学中でも受験可能です。必要科目に合格しても18歳未満の場合、大学入学資格としての効力は原則18歳に達してからとなります。

科目数や免除制度は、これまでに修得した高校単位や資格によって異なる場合があります。実際に検討する際は、文部科学省の最新要項を確認してください。

Q10.通信制高校の学費には、就学支援金が使えますか?

通信制高校の授業料は、高等学校等就学支援金の対象です。2026年4月から制度が改正され、所得制限は撤廃されました。ただし、支給額、在籍期間、申請手続などには条件があります。一方、サポート校の費用は国の就学支援金の対象ではありません。自治体独自の助成がある場合もあるため、居住地・学校所在地の最新制度も確認してください。

学校比較では「年間学費」だけでなく、入学金、授業料、教材費、スクーリング費、施設費、サポート費、交通・宿泊費などを合計で出してもらうと分かりやすくなります。

Q11.子どもが説明会や相談に参加できません。保護者だけで進めてよいですか?

情報収集や候補整理は、保護者様だけで始めて構いません。本人が参加できない時に、基準を設けて調べておくことにより選択肢を絞っておくことは、後で本人が動く時の助けになります。

ただし、出願や入学前に本人面接・見学が必要な学校もあります。いつまでに本人の参加が必要になるかを事前に確認し、「今は保護者だけ」「次はオンラインで短時間」「その後に見学」と段階を設けることが大切になるケースもあります。

Q12.いつ頃から相談すればよいですか?

「本人が高校へ行くと言ってから」ではなく、保護者様が不安を感じているのであれば情報整理を始めて構いません。特に、全日制高校の受験方式や中学校の対応を確認したい場合や、通信制高校を比較検討したい場合は、募集が本格化する前に整理しておいた方が「焦って決める」が起こりづらく、落ち着いて選択肢を準備できます。

年末や年明けからでもできることはありますが、学校によって出願時期や定員が異なるため、「本人が何も言わない」と「何もしない」は分けて考えましょう。

Q13.高校が決まらないまま、2月・3月になったらどうなりますか?

二次募集・追加募集、通信制高校の募集、高卒認定に向けた学習など、時期によって残る選択肢があります。十分に間に合う学校もあります、ただ、すべての学校がいつでも募集しているわけではありません。

お住まいの地域や希望で応募できる学校を確認しながら、同時に「入学後に続けられるか」の確認も抜け落ちないようにしましょう。焦りのあまりに急いで決めるよりも、年が明けてからこそ、落ち着いて現実的に整理することが大切です。

Q14.中3サポートプランとREO高等部はどう違いますか?

中3サポートプランは、高校がまだ決まっていない中学3年生の段階から、情報提供、進路選択、学び直し、受験準備、受験対策などを、お子さんの状態に合わせて進めるプランです。「進路が決まった子」ではなく、決まっていない子と「進路を一緒に考える」プランとなります。

REO高等部は、通信制サポート校です。連携する通信制高校での卒業と、その先の進路を完全個別で考える選択肢です。進路決定前なら中3サポートプラン、通信制高校への進学と高校卒業やその先の進路を具体的に考える段階ならREO高等部が候補になります。

REOが大切にしている考え方

REOでは、あらゆる制度や仕組みについて「その制度をこの生徒が実際に使えるか、使った方が良いか」を一緒に考えます。例えば、同じ通信制高校でも、レポートを自分で進められる子と、そうでない子では、準備も対策も関わり方も変わります。

また、保護者様の不安を減らすことも、お子さんへの関わりを整えるうえで大切だと考えています。本人が動けない段階では保護者様だけで整理し、本人が動けるようになった時に、より良い選択肢を親子で一緒に考えられるようにサポートします。

まとめ|一般論で決めつけず、候補ごとに確認する

不登校からの高校進学では、「欠席が多いから無理」「通信制なら大丈夫」「高卒認定なら簡単」といった一言だけで判断しないことが大切です。

地域や学校によって制度が違い、お子さんによって続けやすい形も違います。まず一般的な仕組みを知り、次に志望校へ具体的に確認し、最後にお子さんの状態と照らし合わせる。この順番で整理していきましょう。

制度・内容の確認に使用した主な参考情報

入試制度、募集日程、学費、各種制度は年度・地域・学校によって異なります。最終的には志望校や公的機関の最新情報をご確認ください。

「うちの場合はどうなる?」をLINEで整理できます

制度の一般論が分かっても、お子さんの状態が違えば、確認すべきことも変わります。REO公式LINEでは、中学3年生の進路に関するセミナーや、説明会・相談のご案内をお届けしています。

保護者様が不安なときや、情報収集したい場合などにご活用ください。

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