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【茨城県版】不登校からの高校受験ガイド|令和8年度入試で確認したい配慮制度

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対象年度:令和8年度(2026年度)

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不登校でも茨城県の高校を受験できるのでしょうか…
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欠席日数や内申点が、高校受験で不利にならないか心配です。

不登校の期間があると、「高校受験は大丈夫なのか」「欠席日数はどう扱われるのか」「事情を説明できる方法はあるのか」と、不安になるご家庭も多いと思います。

この記事では、令和8年度(2026年度)茨城県立高等学校入学者選抜の公式情報をもとに、不登校の子どもを持つ保護者の方が確認しておきたい制度を整理します。

茨城県立高校入試の基本

茨城県の公立高校入試は、茨城県教育委員会が公表している「令和8年度(2026年度)茨城県立高等学校入学者選抜実施要項」および「令和8年度(2026年度)茨城県立高等学校入学者選抜実施細則」に基づいて行われます。

県立高校の入学者選抜では、学力検査や調査書などを用いて選抜が行われます。学校・学科によっては、面接などが実施される場合もあります。

そのため、志望校を考える際は、茨城県教育委員会の資料だけでなく、各高校の募集要項や学校説明会の情報も確認しておくことが大切です。

POINT

  • 学力検査
    国語・数学・英語・理科・社会の5教科で実施されます。
  • 調査書
    中学校での学習状況などを記載した書類です。
  • 面接等
    学校・学科によって、面接などを実施する場合があります。

不登校で欠席が多い場合は自己申告書で説明できる

自己申告書は、欠席が多いことの事情や、障害のあることによって生ずることがら等について、説明する必要がある場合に提出できる書類です。

また、実施細則では「不登校等及び障害があることにより不利益な取扱いをしない」ことが明記されています。

欠席が多いことの事情や障害のあることによって生ずることがら等について、説明する必要がある場合、志願者は自己申告書〈様式第14号(P.47)〉を志願先高等学校長に提出することができる。

なお、自己申告書は、志願者及び保護者が記入後に厳封し、中学校長を経由して、入学願書等とともに志願先高等学校長に提出するものとする。

※ 不登校等及び障害があることにより不利益な取扱いをしない。

参考:令和8年度 茨城県立高等学校(全日制・定時制)入学者選抜実施細則

安心した母親のアイコン
欠席が多い事情を説明できる書類があると分かるだけでも、少し安心できますね。

自己申告書を提出できる場合

「欠席が多いこと」について自己申告書を提出できるのは、次のいずれかに該当する場合です。

 

  • 年間の欠席日数が30日以上の場合
  • 年間の欠席日数が30日未満でも、学校への復帰を前提に相談・指導を公的機関等で受けた場合

 

条件に当てはまる場合は、欠席が多い事情を自己申告書で説明できます。

自己申告書の提出方法

自己申告書には、欠席が多いことの事情や、障害があることによって生ずることがら等を記入します。必要に応じて、高等学校へ進学したい動機や、そこで学びたいことなどを書くこともできます。

自己申告書は、志願者本人と保護者が記入したうえで、中学校を通じて志願先高等学校へ提出します。提出を考えている場合は、早めに中学校の先生へ相談しておくと安心です。

POINT:
自己申告書は「提出すれば有利になる書類」と考えるものではなく、欠席が多い事情などを説明するための書類です。記載内容によって不利益が生じることはありません。

不登校でも学校外の学びが出席扱いになることもある

不登校の期間中に、学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けていた場合や、自宅でICT等を活用した学習を行っていた場合、文部科学省通知に基づいて出席扱いになることがあります。

茨城県立高等学校入学者選抜実施細則にも、次のように記載されています。

義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において、指導・助言等を受けている場合の指導要録上の出席扱いや、義務教育段階の不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出席扱いについては、令和元年10月25日付(元文科初第698号)通知の別記1、別記2によるものとすること。

参考:令和8年度 茨城県立高等学校(全日制・定時制)入学者選抜実施細則

お子さんがフリースクールや相談機関を利用している場合、自宅でICT等を活用した学習を続けている場合は、出席扱いの対象になることがあるため、中学校へ確認してみるとよいでしょう。

学校外での活動や自宅でのICT学習が、必ず出席扱いになるわけではありません。要件や手続きは在籍校で確認しましょう。

出席扱い制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

関連記事
不登校でも『出席』になる?出席扱い制度の活用法|さいたま市の事例も紹介!
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出席扱い制度の概要や条件、フリースクールやICT学習との関係について詳しく解説しています。
https://reo.co.jp/support-system/support_present/

受検時に配慮が必要な場合の制度

障害や病気等により、検査等を受ける上で特別な配慮が必要な場合は、「障害のある受検者等に対する特別措置」について相談できます。

この制度は、不登校そのものを対象にした制度ではありません。ただし、病気や障害等により、受検当日の環境に配慮が必要な場合は、中学校を通じて事前に相談することになります。

受検時に配慮が必要な場合の対象について、茨城県教育委員会では次のように案内されています。

障害や病気等により、検査等を受ける上で特別な措置を必要とする志願者

参考:茨城県教育委員会|障害のある受検者等に対する特別措置

配慮の例としては、

  • 別室での受検
  • 問題用紙や解答用紙の拡大
  • 座席位置への配慮
  • 車椅子の使用

などがあります。

ただし、配慮内容は一人ひとりの状況に応じて個別に協議されます。希望した内容が必ずそのまま認められるとは限らないため、受検当日の環境に不安がある場合は、早めに中学校へ相談しておきましょう。

自己申告書と特別措置は、目的が異なります。欠席が多い事情を説明したい場合は自己申告書、受検当日の環境に配慮が必要な場合は特別措置について相談しましょう。

私立高校の当日点重視の入試も選択肢に

私立高校では、学校ごとに入試方式や基準が異なります。

推薦入試では調査書や内申基準が重視されることがありますが、調査書を点数化せず、当日の試験結果を中心に合否を判断する入試方式を設けている学校もあります。

不登校の期間があり、内申点や欠席日数に不安がある場合は、当日点を重視する入試方式があるかどうかも確認しておくと、選択肢を広げやすくなります。

 

ただし、「オープン入試」「一般入試」「フリー入試」などの名称や条件は学校によって異なります。必ず各校の最新の募集要項で確認しましょう。

安心した母親のアイコン
公立高校だけでなく、私立高校にもいろいろな入試方式があるんですね。

 

不登校の期間がある場合は、各校の募集要項や学校説明会、個別相談で、次の点を確認しておくと安心です。

  • 調査書や内申点をどのように扱うか
  • 推薦基準が必要な入試か、一般入試か
  • 当日の学力検査・面接・作文などの内容
  • 欠席日数が多い場合、個別相談で確認できるか

 

茨城県内の私立高校については、茨城県教育委員会の私立学校検索や、茨城県私学協会の学校一覧・入試日程一覧から確認できます。

 

POINT: 私立高校は学校ごとに判断基準が異なります。気になる高校がある場合は、募集要項を確認したうえで、学校説明会や個別相談で「不登校期間がある場合の出願可否」「調査書の扱い」を直接確認するのが安心です。

不登校の子が検討しやすい高校

毎日朝から夕方まで通う全日制高校が合う子もいれば、通信制高校や定時制高校のほうが安心して通いやすい子もいます。

全日制・定時制・通信制の違いについてはこちらの記事でも解説しています。

関連記事
不登校からの高校進学ガイド|全日制・定時制・通信制の違いと選び方
不登校からの高校進学ガイド|全日制・定時制・通信制の違いと選び方
全日制・定時制・通信制の特徴を比較し、お子さんに合う高校の選び方を整理しています。
https://reo.co.jp/method/highschool-guide/

通信制高校

通信制高校は、レポート学習やスクーリングを中心に卒業を目指す高校です。

毎日の通学が難しい場合や、自分のペースで学習を進めたい場合に選ばれることがあります。

✅ 茨城県立水戸南高等学校(通信制課程)
茨城県内の公立通信制高校です。レポート学習とスクーリングを組み合わせながら卒業を目指します。
水戸南高校(通信制)公式サイト

定時制高校

定時制高校は、昼間や夕方以降など、自分の生活リズムに合わせて通学しながら学ぶことができます。

 

茨城県では、定時制課程に単位制を導入した高校を「フレックススクール」と呼んでいます。

フレックススクールでは、学ぶ時間帯や履修する科目を自分に合わせて選びやすく、過去に修得した単位を活用できる場合もあります。全日制とは異なる柔軟な学び方ができることから、不登校を経験した生徒の進路の一つとして検討されることもあります。

 

先ほど紹介した茨城県立水戸南高等学校にも、昼間制・夜間制の定時制課程が設置されています。そのほか、次のようなフレックススクールがあります。

✅ 茨城県立結城第二高等学校
午前部・午後部・夜間部の三部制を導入しているフレックススクールです。                       

生活リズムに合わせて学びやすく、自分のペースで高校生活を送りたい生徒にも選ばれています。

結城第二高校 公式サイト

✅ 茨城県立鹿島灘高等学校
単位制の定時制課程を設置しているフレックススクールです。                       

多様な科目の中から自分に合った学習計画を立てやすく、進路や興味に合わせて学びたい生徒にも選択肢となっています。

鹿島灘高校 公式サイト

POINT:
茨城県には、水戸南高校・鹿島灘高校・結城第二高校・茎崎高校・高萩高校の5校のフレックススクールがあります。通学時間帯や履修科目を柔軟に選びやすいため、全日制とは異なる学び方を希望する場合に検討しやすい高校です。

 

※フレックススクールの制度については、茨城県教育委員会「茨城県の高校教育」を参照しています。

私立通信制高校という選択肢もある

茨城県内には、公立高校だけでなく、私立通信制高校の学習拠点もあります。

通学日数を少なくしたい場合や、オンライン中心で学びたい場合は、私立通信制高校も選択肢の一つとして考えてみてもよいでしょう。

関連記事
不登校生が通信制高校を選ぶには?選ぶ基準になるポイント3つ
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通信制高校を選ぶときに確認したいポイントを整理しています。
https://reo.co.jp/method/tsuushin-choice/

高校受験に向けて準備しておきたいこと

不登校の期間がある場合は、早めに情報を整理しておくことで、進路選択を進めやすくなることがあります。

  • 中学校へ早めに相談する
  • 募集要項や学校説明会を確認する
  • 自己申告書の提出が必要か確認する
  • 受検上の配慮が必要か確認する
  • 通信制高校・定時制高校も比較してみる

進路は一つではありません。全日制高校だけでなく、通信制高校や定時制高校なども含めて考えることで、お子さんに合う高校が見つかる場合もあります。

FAQ|茨城県の不登校生の高校受験でよくある質問

不登校でも茨城県の公立高校を受験できますか?

はい。茨城県の県立高校入試では、不登校であることを理由に受験資格が制限されるわけではありません。

欠席が多い事情を説明したい場合は、自己申告書を提出することもできます。まずは志望校の募集要項や、中学校の先生に確認しながら進路を考えていきましょう。

不登校の場合、自己申告書は提出したほうがよいですか?

欠席が多い事情について説明したい場合は、自己申告書の提出を検討するとよいでしょう。

茨城県では、欠席が多い事情を説明できる自己申告書が用意されており、「不登校等及び障害があることにより不利益な取扱いをしない」ことも明示されています。提出するか迷う場合は、中学校の先生に相談してみましょう。

学校外での学習は出席扱いになりますか?

学校外の公的機関や民間施設で相談・指導を受けている場合や、自宅でICT等を活用して学習している場合、文部科学省通知に基づいて出席扱いになることがあります。

ただし、すべての活動が自動的に出席扱いになるわけではありません。要件や手続きについては、在籍している中学校に確認しましょう。

別室受検などの配慮は受けられますか?

障害や病気等により、検査等を受ける上で特別な措置が必要な場合は、「障害のある受検者等に対する特別措置」について相談できます。

配慮内容は個別に協議されるため、受検当日の環境に不安がある場合は、早めに中学校へ相談しておきましょう。

茨城県に公立の通信制高校はありますか?

はい。茨城県には、茨城県立水戸南高等学校の通信制課程があります。

水戸南高等学校には、通信制課程のほか、昼間制・夜間制の定時制課程もあります。

まとめ:制度を確認しながら、お子さんに合う進路を探していきましょう

不登校の期間があると、高校受験に向けて不安が大きくなりやすいものです。

ですが、茨城県の県立高校入試では、不登校等であることにより不利益な取扱いをしないことが明示されています。

欠席が多い場合でも、事情を説明したり、必要に応じて受検時の配慮を相談したりできる仕組みがあります。

高校進学の道は一つではありません。制度や学校の特徴を確認しながら、お子さんに合う進路を探していきましょう。

不安が大きいときは、一人で抱え込まなくて大丈夫です。学校や相談機関も活用しながら、お子さんに合う進路を焦らず探しましょう。

REOでは、不登校からの高校進学に関するご相談を受け付けています。制度の確認や学校選びで迷う場合は、状況の整理からでもお気軽にご相談ください。


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参考・出典(一次情報)

※制度内容は令和8年度(2026年度)入試実施要項・実施細則および茨城県教育委員会の関連資料に基づいています。自治体制度や各校の募集内容は変更される可能性があります。最新の募集要項・説明会情報は、茨城県教育委員会および各校公式サイトをご確認ください。

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