
中学3年生から進路を考え始めると、「もう遅いのではないか」「今から勉強や人との関わりが戻るのだろうか」と不安になる保護者様も多いと思います。
同じ不登校であっても、お子さんの状態、家庭環境、選んだ学校、動き出す時期は一人ひとり違います。ただ、体験談によって、実際のご家庭がどのような小さな一歩から進路につながったかを見ることで、「今の状態だけで将来を決めなくてよい」と感じられることがあります。
ここでは、REOへ寄せられた実際の体験談から、中学3年生前後の進路に参考になる例をご紹介します。内容は公開済みのご本人・保護者様の声に基づいています。
この記事で整理できること
- 体験談は結果より「動き出すまでの過程」を見る
- 中3の秋から通信制高校を経て大学進学した例
- 中3の夏から全日制高校受験へ進んだ例
- 勉強と会話への自信が高校進学につながった例
- 長い不登校期間の後、好きな道へ進んだ例
体験談を見る時に大切にしたい3つの視点
- スタート時の状態:最初から本人が前向きだったのか、保護者様だけが動いていたのか。
- 途中の変化:すぐに登校や勉強が始まったのか、会話や関係づくりなどから時間をかけたのか。
- 結果までの道:全日制、通信制高校、大学、専門分野など、同じ「成功」ではなく、その子に合う道を選んだか。
「この子は大学へ進んだから、うちも同じように」と結果だけを比べると、かえって焦りにつながります。体験談から参考にしたいのは、本人を急がせなかったこと、関係を切らなかったこと、学び方を調整したこと、そしてREOならではの回復を重視したことなど、過程の部分です。
体験談1|中3の秋からREOへ。通信制高校を経て大学進学
中学3年生の秋頃、家に籠りがちで、勉強の遅れを取り戻すためにREOを利用したご家庭の体験談です。REOまで通えない時期もありましたが、通えないことを責めず、本人に合う関わりを続けました。
その後、通信制高校へ進学し、REOをサポート校として卒業まで利用。高校を3年間で卒業し、大学進学につながりました。保護者様の声には、学習だけでなく、気持ちが落ちた時の相談や、「前向きな気持ち」が増えたことが書かれています。
実際の体験談を読む:家に籠りがちだった中3の秋からREOへ|大学進学につながった体験談
体験談2|中3の夏から少しずつ通塾。全日制高校へ進学
在籍していた女子校が合わず、「高校からやり直したい」という本人の意思が出た後、中学3年生の夏休みから少しずつREOへ通ったご家庭です。
最初の2か月は休むことが多く、保護者様は受験に間に合うか心配されていました。それでも、休んだことを責めず、スタッフや先生が本人を認めながら関係をつくりました。その後、本人は自信を持って受験し、全日制高校へ進学。高校生活を楽しんでいるという声が寄せられています。
実際の体験談を読む:不登校から高校受験!憧れの高校生活を楽しんでいます
体験談3|中3の10月から。勉強と会話への自信が高校合格へ
中学3年生の10月頃、ほとんど学校へ行けず、「高校へ行かなくてもよい」と考えていたご本人の体験談です。
REOでは、趣味が合う先生との雑談や、本人に合わせた分かりやすい授業が学習の入口になりました。勉強が好きになり、高校へ合格。その後も大学受験へ向けて学習を続け、人と話すことへの自信にもつながったと書かれています。
実際の体験談を読む:不登校から高校合格へ|学力だけでなく会話にも自信がついた体験談
体験談4|小4から中3まで完全不登校。好きな道へ進み、8年ぶりに通学
小学校4年生から中学3年生まで完全不登校だったお子さんの高校進学について、保護者様が先にREOへ相談したご家庭です。
オンライン授業にも出られない日が続きましたが、焦らず見守りました。本人は好きなことへ集中し、最終的にその分野へ進学。長い不登校期間の後、8年ぶりの通学を始め、少しずつ自信をつけながら挑戦の幅を広げたという体験談です。
体験談5|中2の不登校から、高校受験と将来の夢へ
中学2年生で学校へ行かなくなり、勉強や高校受験への不安を抱えていたご本人は、REOの体験授業をきっかけに通い始めました。
優しい先生との関わりの中で、苦手だったコミュニケーションや勉強への気持ちが変化し、高校受験へ合格。将来の夢も見つかったという体験談です。本人が「ここなら」と感じられる関係が、学習や進路の前提になった例です。
5つの体験談に共通していること
- 最初から全員が進路や勉強に前向きだったわけではない。
- 休んだ日、話せない日、オンラインにも出られない日があっても、関わりを切らなかった。
- 学校へ戻すことだけを目標にせず、本人が回復できる方法を探した。
- 全日制高校、通信制高校、大学、好きな分野など、進んだ道は一人ひとり違った。
- 学力だけでなく、会話、自信、家庭以外での人との接点といった「気持ちの回復」が次の進路につながった。
- 保護者様が先に相談し、本人が動ける時を待ちながら準備したご家庭もあった。
体験談の結果は、すべてのお子さんに同じように起こるものではありません
進学先や動き出す時期には個人差があります。体験談はREOの関わり方を知っていただくための実例です。
今のお子さんと比べて「うちには無理だ」などと落ち込む必要はありません。「今できていないこと」ではなく、「このご家庭は最初に何をしたか」「どのような関係が変化につながったか」を参考にしてください。
REOが大切にしている考え方
REOでは、「早く学校へ戻すこと」を一律の目標にはしていません。休む時間、好きなことへ集中する時間、安心できる大人と出会う時間によって「気持ちの回復」を進めることが、その後の学びや進路につながる土台になり得ると考えています。
学習から始める子もいれば、雑談から始める子、保護者様だけの相談から始めるご家庭もあります。完全個別だからこそ、他のお子さんの成功例をそのまま当てはめず、その子の入口を探します。
まとめ|中学3年生からでも、進路は一つずつ見えてくる
ご紹介した体験談には、全日制高校へ進んだ例、通信制高校を経て大学へ進んだ例、長い不登校期間の後に好きな道へ進んだ例があります。
共通しているのは、最初から大きく動けたことではありません。本人に合う人や学び方とつながり、休む時期も含めて関係を続けたことです。中学3年生の現在の姿だけで、お子さんのその先を決める必要はありません。
制度・内容の確認に使用した主な参考情報
入試制度、募集日程、学費、各種制度は年度・地域・学校によって異なります。最終的には志望校や公的機関の最新情報をご確認ください。
